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Odooで実現可能な在庫評価方法

By on 2015年3月11日 in 機能紹介 | 0 comments

バージョン7.0までは、標準で実現可能な在庫評価方法として、標準原価法と移動平均法が準備されていました。このふたつは大体のERPシステムで対応しているごく一般的な評価方法かと思います。

8.0では在庫管理の機能が大幅に見直され、上記に加え実際原価(「Real Price」)のオプションが追加されています。実際原価の仕組みを簡単に述べますと、個々の在庫明細(「Quants」)に入荷時の単価を保持し、出荷時にその単価で売上原価を計上するといったものです。当然、在庫明細の評価額の合計が会計上の在庫勘定残高と一致することになります。

製品カテゴリにFIFO(先入先出)、LIFO(後入先出)、FEFO(有効期日順)等の引当提案設定ができますので、よくある在庫評価方法の要求に大体対応できる仕組みになっているかと思います。

実は7.0までは在庫明細の概念が欠落しており、過去の入出荷履歴の積上で現在の在庫数量を算出する仕組みとなっていまして、在庫周りのちょっとした機能追加をするときに、ロジックが複雑になってしまったり、パフォーマンスが悪くなってしまったりという問題がありましたが、在庫明細の概念が追加されたことにより、これらの問題点が解消され、随分と拡張性もよくなりました。

それにしても、以前扱っていた商用ERPで、何百万円かかけて実際原価の在庫評価の仕組みを作りこんだことがあったのですが、Odooではそれが標準装備されており、しかも無料で使用できるというところに、時の流れとともにオープンソースの素晴らしさを感じます。